北のシュガポン

北海道大学の工学部生。電気・情報・ロボット・エネルギー専攻。 札幌で一人暮らし満喫中。 お菓子作り、プログラミング、機械学習と色々なことに手を出している暇人。

北大生がつぶやく大学生活や勉強や趣味のブログ。毎日21:00更新予定。

給付型奨学金って?大学生のための奨学金事情

諭吉

シュガポンです。

 

大学生の懐事情には非常に厳しいものがあります。ですから、多くの大学生は何らかの形で奨学金を貰っています。

 

奨学金のなかでも、日本学生支援機構(JASSO)の貸与型(返済義務あり)の奨学金が一番有名でしょう。

でも、実は返さなくてよい奨学金ってたくさんあるんですよ。もちろん、色々な条件はありますが、返さなくてよいというのは非常に魅力的。実は私も、今年から給付型奨学金を借りることになりました。

 

ということで、今回は給付型奨学金について見ていきたいと思います。…

 

 

 

 

給付型奨学金とは?

給付型奨学金とは、地方公共団体や民間の財団などが大学生にお金を出してくれるというものです。

その多くは民間財団が占めており、日本中、あるいは特定の地方出身の大学生を支援しています。

(地方公共団体のものもあるにはあるんですが、金額が少なかったり、そもそもが就学支援の名目で家庭に給付されるものだったりと、大学生が想像する「奨学金」とはちょっと違ってきます。多分。)

 

民間財団の奨学金は、大体が優秀な学生の支援という名目で行われています。財団側からすれば、社会貢献兼スポンサー的な意味をもっているのでしょうね。

そのため、色々な制約もかかってきます。例えば、GPA(大学生の成績指数)が上位1/3以内とか。また、財団が執り行う行事に出席しなければならないなどもあります。

 

民間財団の奨学金は、2つに分類されます。

即ち、個人で応募するものと、大学から推薦されて応募するものです。どちらも、応募してから書類審査・場合によっては面接で選考されるのは同じです。

これはAO入試と指定校推薦みたいなものですね。大学推薦のものは、大学から推薦されてますから。採用される可能性は高いでしょう。財団によっては個人応募を募集していないところも多いです。

一方、個人応募のものは大学生であれば誰でも応募できます。所属大学によらず応募できるので、「自分の大学には推薦の枠がない!」という人は、個人応募のものを探してみるのも1つの手。

 

選考の基準は主に次の3つ。

・学業優秀かどうか

・健康状態が良好かどうか

・経済的に困窮していると認められるか

また、ものによっては学年を指定しているのものあります。学士2年次とか、博士課程とか。自分が応募資格を満たしているか、確認すべし。

 

応募の多くは3~5月が締切になっています。新入生の方は、入学時のばたばたで見逃してしまいがちかも知れません。

学校の掲示板などに情報が載っているはずなので、見逃さないようにしましょう!

 

 

貸与型との違い

ここまで、給付型奨学金の説明をしてきました。ここからは、貸与型(JASSO)奨学金との違いを見ていきます。

ちなみに、民間財団の奨学金にも貸与型は結構存在します。利子がないなどのメリットはありますが、大体はJASSOが提供する金額で事足りると思います。

というか、どうせ民間財団に応募するなら返さなくてよいものが欲しいですよね笑。ということで、ここでは主にJASSO奨学金との違いを見ていきます。

 

良い点

返さなくてよい

これ。一番のメリット。

仮にJASSO奨学金を月額51,000円、無利子で4年借りたとしましょう。そうすると、卒業時には約250万円の借金を背負うことになるのです。無利子ならまだいいですが、利子付きだと返しているそばから金額が膨れ上がることに…。

まあ、大学生に貸しているものですから、返済方法は良心的です。月額10,000~20,000円で返していけばよいので。

それでもウン百万って結構な金額ですよ。

給付型はそれがない。これは実に嬉しい話です。

「返さなくていい分金額もショボいんじゃないの?」と思う方もいるかも知れません。いえいえ、ものによっては月8万くれるところもあるんですよ。

金額は財団によってバラバラですが、大体は2~5万円くらいでしょうか。決してバカにできない金額です。

大学生にとってこれは非常に大きい。

 

他校の人と交流できる

あまりイメージがないと思いますが、他校の人との関わりが出来るのもメリットの一つ。

給付型は採用人数が限られているため、その中での繋がりが強いです。財団が執り行う様々なイベントで交流の機会があります。中には、留学生の奨学生もいたりしますので、本当にいろんな人と関わることができる機会になるでしょう。

財団としては、奨学生同士で切磋琢磨してもらいたいというところもあるのでしょう。大学生としても、貴重な機会には間違いありません。

更に言うならば、財団の人と繋がりを持てるのもメリットと言えるのではないでしょうか。学業について相談できる大人というのも中々貴重だと思います。

 

悪い点

応募・審査が大変

当たり前ですが、財団としても誰にでもホイホイお金をあげる訳ではありません。先ほど述べたような条件があります。

特に問題となるのが成績。これは具体的な条件を課しているところもあれば、単に「学業優秀な学生」としているところもあります。

ですから、給付型奨学金を狙っている人はまず勉強を頑張りましょう。

また、書類審査・面接も結構大変です。どちらも、学業ややりたい研究について聞かれることが多いです。そのため、自分の研究について詳しく調べ、またそれを説明しなくてはなりません。

このように、一筋縄ではいかないのが給付型奨学金。

 

必須のイベント・届け出が多い

また、奨学生として採用された後も定期的に学業報告をしたり、財団主催のイベントに参加必須だったり、時間がとられることが多いです。

これは先ほど述べた「交流の機会」と裏返しの関係にありますね。ですから、これをメリットと感じるかデメリットと感じるかはその人次第でしょう。

また、財団によっては卒業時に研究成果の報告が義務付けられているところも稀にあるので覚悟しておくように。

 

 

これで大丈夫!給付型奨学金への道のり

ここからは、給付型奨学金受給までの道のりを簡単に説明します。参考にしていただければ。

フローチャートはこんな感じ。↓

 

フローチャート

 

 

情報を集める

まずは、奨学金についての情報を集めましょう。

方法は主に2つで、1つは自分でネットで探す、もう1つは大学の掲示板などで調べる、です。

前者は主に個人応募、後者は主に大学推薦の場合です。どこも大体3~5月に募集しています。少し前から調べ始めて、目星を付けておきましょう。調べている内にどんどん追加されることもあるので、少しでも良い条件で受給したいなら、常にアンテナを張っておくこと。

ネットだと、「奨学金.Net」というサイトが良いでしょう。民間・地方公共団体どちらも網羅しています。↓

奨学金.Net トップページ

 

このとき、応募資格と応募締切は必ずチェック。

応募資格は言わずもがなですが、先ほど述べたように募集学年は見ておきましょう。また、団体によって受給年数が違ってきます。大体は卒業までの最短年数(1年生なら4年間)と定めていると思いますが、一応確認しておきましょう。

締切に関しては、応募書類が結構多いこともあり、余裕を持って準備するという意味でしっかり確認すること。特に、大学推薦のものは大学を通じて書類を提出するので締切が結構厳しかったりします。要チェック。

また、財団によって、併給/併願が可能なところとそうでないところがあります。可能であれば併願しておくと、採用される可能性が上がり、吉。

 

 

書類を集めて応募する

応募する団体を決めたら、まずは応募書類を集めましょう。

大体必要なのは以下の通り(実際は必ずその団体の募集要項で確認してください)。↓

・奨学金申込書(兼自己紹介書)

・健康診断書

・親の収入証明書

・(場合によって)成績証明書、在学証明書、住民票など

 

申込書はネットもしくは大学から手に入ります。その他の、例えば健康診断書などは自分で集めることとなるので、早め早めで動きましょう。

 

申込書は結構書くことが多いです。氏名・住所から始まり、学業について、部活・サークルなどの学外活動について、経済状況についてなど。

特に、親の年収や勤め先などは確認に時間がかかると思うので、親との連絡は密に取りましょう。連絡が滞ったせいで締切に間に合わなかった…なんてことがないように。遠方に住んでいる親の収入証明書(源泉徴収票など)が必要な場合、郵送に時間がかかる可能性もあるので、その辺も考慮しておきましょう。

また、印鑑や住民票が必要になることもあるので、役所での手続きもしっかりと。

 

ちなみに、面接がある場合、応募書類のコピーを取っておくと面接対策が楽です。僕は取り忘れたので結構苦労しました…。

 

 

面接に挑む

面接がある場合は、書類を送った後から面接を意識しましょう。

面接のテクニックについては市販の本などを参考に。大事なのは、突っ込まれそうなところについては予め答えを用意しておくこと。かといって、用意しておいた答えをただいうだけでは予想外の質問を振られたときに対応できないので、アドリブも大事。

ということで、僕がやったのは、まずマインドマップなどを使って自分や自分の研究について掘り下げ、そしてそれを元にして仮想的な質問の受け答えを作ることでした。これなら受け答えに基盤ができるので、予想外の質問が飛んできても自分で掘り下げた部分に立ち戻れば何とか対応できると思います。

面接で僕が実際に聞かれたのは主に研究について。応募書類に書いたことを具体的に掘り下げて聞かれるので、書類のコピーを元に、どう受け答えするか考えておきましょう。

面接の形式は財団によるでしょう。僕の場合は個人面接だったので、質問に受け答えするだけで済みましたが、もしかしたら集団面接というところもあるかも知れません。

その辺も予め確認してから、万全を期して面接に挑みましょう。

 

 

受かった後もしっかりと

さて、めでたく奨学生として採用されたとしましょう。ここから大切なのは、奨学生であることを忘れない、ということです。つまり、奨学金団体と連絡をしっかり取ること、そして学業を怠らないことです。この辺をさぼると、最悪奨学金打ち切りという事態もなくはないと思うので・・・。

まあ、団体からのメールを無視し続けたり、よほど成績が悪化したりしなければ大丈夫だとは思いますが笑、一応気を付けましょう、ということで。

 

 

以上です。いかかでしたか?

先ほど述べた通り、給付型奨学金は大きなメリットを持っています。

仮に応募して採用されなくてもペナルティがあるわけではないので笑、一度は調べてみてはいかがでしょうか。

 

 

f:id:karakusa456:20170422091823j:plain<今日のまとめ

・給付型奨学金という制度があります

・条件をクリアすれば、お金が貰えます

・日程に気を付けて応募しましょう

・採用前も後も学業は頑張らなければいけません

 

以上、シュガポンでした。

奨学金で大学生活をエンジョイ。